「肝斑って何?シミとどう違うの?見分け方は?」
「シミと肝斑の違いが知りたい!」
このように肝斑とシミの違いが分からない人が結構多いんですね。
分からないまま自己流のケアをするのは絶対NGです!
自分のシミは何なのか?
しっかり見分けてからケアをしないと悪化する元なので要注意ですよ。
この記事では、肝斑とシミの違いと見分け方、それぞれのケア法や治療法、
シミや肝斑ができる原因と予防策などについてまとめました。
では順を追ってじっくり説明していきますね☆
■肝斑とシミの違いを見極めるポイント
肝斑とシミの違いについてですが、
見た目で判断すると、すぐに違いが分かります。
見分け方のポイントは、できる場所です!
肝斑は、顔の左右対称に出現するんです。
出来やすい場所は、ほお骨や額、口のまわりなどですが、
このあたりに左右対称なシミができたら肝斑の可能性大です。
ちなみに肝斑は目の周辺にはあまり出来ません。
例外もあるかもしれませんが少ないです。
あと肝斑の形状の特徴としてですが、
シミの境界がぼやっとした感じではっきりしていないことです。
もやもや~っとした感じですね。
また、季節や体調によって濃さが変わったりするのも肝斑の特徴で、
特にストレスや疲れが溜まったときなどは濃くなりやすいです。
ちなみに、肝斑の発症時期は、30~40代頃がもっとも多く、
60代以降になるとほとんど発症しません。
肝斑も大きく分けるとシミの一種に含まれますが、
シミとの大きな違いは紫外線にあたらなくても発症するということ。
シミは紫外線を浴びることで出来るのでここも大きく違うところです。
■肝斑とシミのケア法&治療法
肝斑とシミのや治療法は全く違うので、
自分のシミはどのタイプなのか把握した上で治療をしなくてはいけません☆
●肝斑に効果的なケア法&治療法は?
肝斑は、シミ用の美白化粧品でケアするだけではなかなか効果が見られません。
同時進行で体の内からのケアとして、内服薬での治療が効果的です。
「トランシーノ」というトラネキサム酸が配合されている薬があるのですが、
その薬を2ヵ月程度飲むと効果が期待できます。
トラネキサム酸という成分が、
肝斑の原因であるプラスミンの働きを抑えてくれるんです。
ちなみにトランシーノという薬は薬局で購入できます。
6000円程度で販売されているので、薬剤師さんに相談してみるとよいです。
また、普通のシミにはレーザー治療が有効ですが、
肝斑の場合はレーザー治療は逆効果です。
らずに施術してしまうとさらに悪化してしまいます。
肝斑だと分かったらレーザー治療は絶対にしないように注意です!
●シミに効果的な治療法は?
シミは紫外線を浴びることで出来ることが多いのはご存知の通りです。
なので日頃のケアとしては、シミに効果的な美白化粧品を、
ライン使いして徹底的に美白ケアをすることが大切です。
あとは紫外線対策も徹底すること!
日焼け止めやUVカットサングラス、帽子、日傘などを上手に使って、
紫外線を浴びないように気をつけることもお忘れなく☆
ちなみにすでに出来てしまった頑固なシミなど、
美白化粧品だけではなかなか消せない場合は皮膚科を受診した方がよいです。
皮膚科で高濃度のハイドロキノンを処方してもらうと、
ガンコなシミでも効果が期待できますよ☆
■肝斑が出来る原因って?
普通のシミは紫外線が当たることで出来やすくなりますが、
肝斑は紫外線に当たらなくても出来てしまいます。
肝斑が出来る原因は、
女性ホルモンのバランスの乱れによるものが一番多いです。
女性ホルモンのバランスが乱れると、
「ケラチノサイト」という肌の表皮の90%を占める細胞があるのですが、
その細胞が刺激されるんです。
すると「プラスミン」という血液や、
血栓を溶かす働きをする分解酵素が増えるんですね。
それによってメラニン色素が作り出されて、
シミ(肝斑)となって発症すると言うわけです。
肝斑は紫外線に当たらなくても出来るとはいえ、
当たるとさらに悪化するので注意が必要です。
また洗顔やフェイスマッサージなどで肌を摩擦することでも悪化しやすいので、
肝斑が出来たところはなるべく摩擦しないように気をつける必要があります。
一方のシミは、前述した通り紫外線が主な原因です。
紫外線を浴びると大量の活性酸素が発生し、細胞が酸化してしまうので、
それを防止するためにメラノサイトからメラニンを作り出そうとします。
メラニン色素が出ると肌が黒くなりますが、
黒くなることで紫外線が肌の奥(角質層)までいかないように、
ブロックしてるということです。
ちなみに、肌のターンオーバーが正常なら、
メラニン色素が出来ても古い細胞と一緒に垢となって剥がれおちます。
ですが、肌のターンオーバーが乱れると、
そのまま皮膚に色素沈着としてメラニン色素が残ってしまいます。
これがシミの正体です。
以上、肝斑とシミの違いや見分け方について、
それぞれのケア法や治療法、発症する原因や予防策についてピックアップしました。
自分のシミをしっかりと見極めて、適切なケアor治療を行うようにしてください☆