ハイドロキノンのシミへの効果って?
「ハイドロキノンって、本当に顔のシミが薄くなるの?」
シミ消しをしたい人から注目されている『ハイドロキノン』
この注目すべき成分『ハイドロキノン』には、
どのくらいの美白効果が期待できるのでしょうか?
シミ、そばかす、くすみをクリアにしたい人は必見☆
この記事では、ハイドロキノンの驚くべき美白効果に迫ってみました!
■ハイドロキノンの驚くべき美白効果!
ハイドロキノンの美白効果がすごいです☆
ビタミンC、アルブチン、コウジ酸なども
美白効果が期待できる成分として知られていますが、
ハイドロキノンは、これらの成分と比べると、
何と約100倍もの美白効果が期待できると言われています。
その驚くべき美白効果は
「肌の漂白剤」と言われるくらい強力なものなんです!
特にハイドロキノンがもつ酸化を抑える還元作用は、
すでに出来てしまったシミに効果的だと言われているんですね。
とは言っても、出来てしまったシミを完全に消すと言うわけではありません。
「チロシナーゼ」というメラニンを合成させる酵素があるのですが、
このチロシナーゼという酵素を弱らせることができるんですね。
その結果、メラノサイトにおいてメラニンの量が増えるのを防いでくれます。
ちなみにこのメラニンは、紫外線などの刺激で酸化され、
黒く濃くなる性質があるのですが、ハイドロキノンの作用によって、
メラニンの色を薄くするように働きかけてくれます。
シミに優れた美白効果が期待出来るのは、
このようなメカニズムによるものなんです。
ちなみに、ハイドロキノンのシミへの効果は、
今あるシミにアプローチするだけではなく、
これから出来るシミの予防効果も大いに期待できます。
■ハイドロキノンはすべてのシミに効果が期待できるの?
シミと言っても種類は沢山ありますが、
ハイドロキノンはそのすべてのシミに効果が期待できるのかと言うと、
そうではないんです。
ハイドロキノンの効果が見込めるのは、以下の3つのシミです。
1.紫外線を浴び続けたことが原因となって出来たシミ。
日光性黒子(にっこうせいこくし)。または老人性色素斑。
2.虫さされやニキビ跡などが色素沈着となって出来たシミ。炎症性色素沈着。
3.更年期以降に左右対称に出来るシミ。肝斑(かんぱん)。
ちなみに、ハイドロキノンでの美白効果を実感するまでの期間ですが、
3ヶ月くらいはかかるようです。(個人差はあります。)
また、ハイドロキノンの濃度によっても左右されます。
■逆にシミが濃くなることもあるって本当?
ハイドロキノンは使い方を間違ってしまうと、
逆にシミが濃くなる可能性もあるので注意が必要です。
シミが濃くなる理由には、以下の2つのことが挙げられます。
1.紫外線・・・ハイドロキノンを塗ったまま紫外線を浴びた場合
ハイドロキノンを塗った後のUV対策は必須です!
なぜなら紫外線を浴びてしまうことで、酸化が加速してしまうからです。
ハイドロキノンの酸化が加速してしまうと、
刺激の強い肌ダメージを与える物質へと変化してしまうんですね。
すると色素沈着を起こす原因になって、シミが濃くなって見えてしまうんです。
2.肌に合わない・・・敏感肌の人は要注意!
ハイドロキノンには優れた美白作用がありますが、
その強力すぎる作用が肌の負担になる場合もあります。
特にお肌の弱い人や敏感肌の人は注意が必要です!
肌に負担がかかってしまうと、メラニンを過剰分泌させてしまい、
その結果、シミが濃くなる。というケースに。
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またハイドロキノンを塗っていくうちに、
肌の奥にあるメラニン色素が表面に浮き上がってくる場合もあるんですね。
それはハイドロキノンによって肌の奥に溜まっていたメラニンを
排出させようとする作用なのですが、
角質層にメラニンが近づいてくると、
逆にシミが濃くなったように見えることもあります。
■ハイドロキノンの副作用は大丈夫?
優れた美白効果が期待できるハイドロキノンですが、
副作用の心配はないのかどうか?気になってる人も多いのではないでしょうか?
実はこのハイドロキノンには、いくつかの副作用があるんです。
使う前にしっかりと把握しておきましょう。
・紫外線による「シミの悪化」
ハイドロキノンを使用するには、
紫外線には十分に注意する必要があります。
塗ったすぐ後に紫外線を浴びてしまうと、シミが濃くなる可能性があります。
メラニンを過剰に生成させてしまうんですね。
なので、塗った後に外出する場合は、
帽子や日傘などで紫外線対策をしっかりと行いましょう。
また日焼け止めクリームを使用する場合は、
肌に負担のかからない「SPF20」くらいのものを選ぶとよいです。
ちなみに、室内でも窓などから紫外線が入ってくるので、
特にハイドロキノンを塗った箇所に紫外線が当たらないように
気を配ることが大切です。
・長期間の使用による「白斑」
この「白斑(はくはん)」という症状は、高濃度のハイドロキノンを、
長期間に渡って使い続けた場合に起こりやすいと言われています。
ハイドロキノンを塗った部分だけが、
元の自分の肌よりも白くなってしまった状態になります。
対策としては、高濃度なハイドロキノンを使う場合は、
シミが改善してきたら早めに使用を止めることが大切です。
長期間の使用はNGなので、皮膚科で処方された場合は、
しっかりと指示に従って塗るようにしましょう。
・体質による「炎症」
体質によっては、ハイドロキノンの美白作用が強すぎて、
赤みやヒリヒリなど肌に炎症が起こる場合があります。
対策としては、使用する前に必ずパッチテストを行うことです。
赤みがヒリヒリが出た場合は使用を中止しましょう。